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高収益とはいえ、その果実を収穫するにはハードルもある。

サイモン・シガース最高経営責任者は同日の電話会議で、ソフトバンクによる買収についてビジネスモデルは全く変わらない。
雇用も守られ成長し続けられると話した。
IoT分野ではライセンス契約の強い引き合いがあったと述べ、将来の事業の拡大に自信をみせた。
売上高、利益ともに1990年の創業以来、右肩上がりで伸び続けてきた。
半導体の開発に不可欠な回路設計図のライセンス 提供が主力事業。
携帯電話やスマートフォンの出荷が増えるほどライセンス料という形で売上高・利益が伸びる。
パソコンからスマホへとIT機器の主役が移り変わる際に、CPUの分野で米インテルの独占を崩して台頭した。
スマホ向けでは世界で9割のシェアを握る。
米クアルコムといった半導体メーカーとともに低消費電力のCPUを開発し、半導体が1個売れるごとに数円から数十円のライセンス料を得る仕組みだ。
アーム仕様のCPUに適したソフトウエアも用意して、半導体メーカーがソフトを開発する手間も省いた。
半導体メーカーの多くが参加するエコシステムを築き上げ、スマホの分野でアームが標準となっていった。
今のところ半導体の設計ではアームの対抗軸は見当たらな い。
アームの設計仕様を活用する半導体メーカー幹部は口をそろえる。
ただ、パソコン時代のインテルの覇権も10年あまりで陰るなど、相次ぐゲームチェンジャーの登場により、IT産業の主役は入れ替わってきた。
アームの純資産は約2500億円で、ソフトバンクの買収額との差額のれんは3兆円を超える。
ソフトバンクグループの孫正義社長が囲碁で言うと50手先を見た布石と表現したアームの買収。
高収益とはいえ、その果実を収穫するにはハードルもある。
by ngc151gg | 2016-08-04 07:56 | 最近の話題

私ミキ…ほっこりしたブログを書いていく予定です。


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